ナビの北海道旅行記2008 パート1
またまた今年もそんな時期が来てしまった。俺にとって夏のバイクツーリングは欠かせないものとなっているみたい。

いろいろなネットでも毎年ツーリングされる方も多々おられるが、そんな方との共通点はやっぱり目的意識がはっきりしているからかもしれない。俺にとってツーリングとは標津のモシリバ周辺に遊びに行く事。そうでなけばこうも毎年いく事もないかもしれない。
いや続けなければならないかも?
でもはたして、いつまで続けることができるんだろうか?って思ってしまう俺!んでも、お金が続く限り体力が続く限りやってもいいじゃん!って、ある意味開き直っているかな?

毎年、いろんなパターンでツーリングする俺にとって、今年も楽しい旅にしたい。
帯広のTAKEさんとのドライブや掲示板で知り合った福岡の方とのツーリング、それと今回一番俺にとって悲願だった列車の運転をするために陸別に行きたかった。

そんな内容てんこ盛りの旅行記が始まります。
7月19日
ここんところ毎日、真夏日が続いている。今日もしかり、、、、。もうヤダなあ〜!って思いつつも、もう少しで俺は北の大地に降り立つんだから我慢しなければ。

北の大地に向かう俺って最近の傾向ではフェリーを使う事もなくなってしまった。今回も会社の仕事が終わってから自宅に戻らずに直接千歳まで飛行機で行く事になる。

今年も俺のバイクは先に北海道に送ってしまっている。でも北海道ツーリングの場合、一般的ではあるけれども、行きがフェリーだと実質初日の1日目が船の上で消費してしまう。俺にとっては少しでも滞在時間を確保するためには仕方がないかもしれない。もちろん決して安い訳じゃないんだけど、、。
今日だけは一般の旅行者として苫小牧に向かうだけなので楽だ。今日は3連休の初日の午後って事もあってか京浜東北線やモノレールも比較的空いている。もしかしたら、午前中はかなり混雑していたのかもしれないけど。

とうぜんモノレールもガラガラで外の景色を眺めながら乗車する。途中空港内の工事現場、、、やっぱりここが国際線の新ターミナルの現場なのかな?重機が何台も稼動していた。多分第4滑走路完成に合わせて作っているんだろうな。
いつものようにチェックインして保安検査を受けサクララウンジで休憩。実際は最終便を予約していたんだけど、若干会社を早く出られたので18時の飛行機に変更。まあ〜その方が少しでも早く寝られるからいいかもしれない。

早速サクララウンジで窓際をゲットして生ビールを飲む。暑いからじゃないけど、んん〜旨いっす!とっても旨いっす!。すぐおかわり!今日はバイクも車も乗らないから、いくら飲んでもかまわない。
ついでにおつまみもゲット!このJALオリジナルのアラレも美味いんですわ!さすがに3杯も飲むと酔っ払っちゃった〜!!

ところで、最初予約していた最終便と同じクラスJのシートをオーダーしているのに、不思議なことを発見。本来クラスJシートの場合シートNoは81から始まってるはず。俺のチケットを見ると12Aだって!!

もしかして?ありえないけど国際線機材?だとしたらビジネスシート?そんなのあり?俺って福岡行く時1回しかめぐり合わせていないから、、、、みょ〜な期待感をもっちゃった。
ワクワクしながら15番ゲートへ。ブリッジの先には俺の乗り込むボーイング777が待っている。あれ?ボーイング747じゃないんだ!そんな国際線機材が入って来ているんか!って期待して機内に入ると、、、あれ?ファーストクラスのシートの後は普通のクラスJシートじゃん。

結局はファーストクラスが導入された機材のみシート番号が1番から始まっているんだそうな!それって知らなかった。変にヌカ喜びってやつ?まあ〜勘違いした俺が悪いってことで、、、。
出発が18時ってことは新千歳空港に到着するのは19時30分になる。ってことは俺は進行方向左側のシートに座っているし、何処かで日没を機内で見ることができるかもしれない。

東京は快晴だけど、札幌は雨か曇りなんで、離陸すればすぐ雲の上。いまさら景色に興味はないけど、不思議な光景が、、、。

雲の上は直射日光が当って白い雲が見えるんだけど雲の切れ間は屈折した太陽の光が夕暮れのようにオレンジに見える。いや〜とっても綺麗じゃないすか!初めて見たこんな光景。
やがて太陽が日に落ちる時がやってきた。これも とっても幻想的。日没なんだけど、、、いつだったかハワイに行った時に朝日を見たのと同じような光景だった。もっともこっちは暗くなる方だけど、、、。

無事に新千歳空港へ到着。すぐ電車には乗らないで、わざわざ到着ロビーから出発ロビーに向かってお土産コーナーを物色。そう、いつものごとく「じゃがポックル」をゲットしたい。けっこう廻ってみたんだけど、どこにも売っていない。やっぱり時間が悪かったのかな?んん〜残念。モシリバのお土産にしたかったのに。
あきらめてJR乗り場に移動して苫小牧までの切符を購入しホームへ。そこには札幌から特急「スーパーカムイ」になる「エアポートカムイ」が止まっていた。多分乗ることはないと思っていた俺にとって、これは乗車しなければ。たった1区間だけど、鉄道旅行の気分を満喫。

あ〜ビールでも持ってくれば良かったかな?なんてバカなことを思いながらたった3分の特急電車の乗客となる。
次の南千歳で苫小牧行きの普通電車に乗り換えて21時前に苫小牧駅に。今日宿泊するのは、駅前のルートイン苫小牧。苫小牧の歓楽街は駅からはちょっと離れているし、東京と違ってやや寒いから今さら飲みに行く気にもならない。駅前のラーメン屋で定食を食べてホテルにチェックインした。

そういえば駅前のラーメン屋さん。ご飯が食べたかったのでラーメンではなく、あえて定食にしたんだけど、夕食なのに生タマゴってのはいかが?俺ってタマゴかけご飯は好きだけど、夕食ってのには複雑な心境でした。ホテルは綺麗な建物でエアコンもバッチリきいて快適。早めに休む事にしましょう。zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
7月20日
朝、シャワーを浴びたかったので6時にタイマーをセットして起床。さっそく窓から外を眺める。「あちゃ〜ガスっているじゃん。それに道路も濡れているし、、、。」走っている車を見ると何台かはワイパーを動かしているんだもん。あ〜初日から合羽かよ!

幻滅気味でシャワーを浴びてから着替えて朝食へ。宿泊者は無料らしい。食後に部屋に戻って天気が回復することを願いつつ窓を覗くものの、悲しく変化はない。諦めるしかないか。

チェックアウトしてホテルを出て駅に向かう。って言っても電車に乗るのではなく タクシーに乗って、俺のバイクを引き取りに向かう。以前も来たことあったけど、初乗り480円と安価なのしもかかわらず市内しか走っていないのに簡単に1000円越えてしまう北海道って恐るべし。
引き取りは9:00だったんだけど、若干早めに到着。(実際はわざと早めに来ちゃったんだけど)倉庫に案内されて相棒とご対面!!
「お〜逢いたかったぜ!Zちゃん」。
これからの俺の相棒になるバイクだ。

荷物のパッキングの再確認をして、気持ちがブルーになるけど合羽を着こんで出発。今日は帯広の友人のTAKEさんにお会いして、彼の車でドライブすることになっている。9時に出発したんで11時30分過ぎには帯広に到着したかった。追分から夕張方面に進む。何となく憶えのある光景。そりゃそうだ。何年、、いや何回走っているんかいな!

夕張に入ると、、、これが嫌になるほどの大雨。いや〜合羽着てて正解だわさ。樹海ロードって言うだけあって大型トラックのワダチは多いし、シールドが雲ってきて前は見えないし、、、とてもじゃないけど速度なんて上げられたもんじゃない。日高から十勝清水へ抜けようって考えていたんだけど、これじゃ時間がかかりすぎる。トマムから高速を利用することに変更しよう。

さらに雨が強くなってきて、占冠駅を通過する頃一旦停車してTAKEさんに連絡。
「あと1時間ほどですんで、12時30分頃愛国駅に待ち合わせでお願いします!」って電話。実は着信履歴で電話を頂いていたんだけどバイクじゃ電話に出ることもできなかった。トマムで道東自動車道に入る。この先 なが〜いトンネルがあるんで速度も上がる。十勝清水あたりで、やっとこ雨が上がる。もっとも晴れ間は見えないんだけど、せめてこのままで行ってくれ!って願う。

帯広自動車道に進んで帯広川西ICで国道へ。結局1時間ほどの遅刻。いや〜TAKEさんゴメンナサイ!
愛国駅の駐車場でTAKEさんは待っていてくれた。いや〜お久しぶりです。今日よろしくです。

合羽を脱いで身軽になり、(うわ〜涼しい)、もう一度荷物の確認をする。Z750Sでのロングツーリングってのは、今回が初めてなんでイナズマ1200と違って積載荷物のパッキングがしっかりしているか心配だった。もっともこれからTAKEさんの車に便乗させて頂くんだけど、タンクバックとヘルメット以外はバイクに残していくつもり。だってバイクの荷物なんて盗んだって野郎のパンツしか入っていないもん。俺のでよければどうぞ!ってバカか俺は!

無事確認も終わり、俺にとって愛国駅の観光は今さら必要ないんだけど、休憩を兼ねてホームを散策。今回のドライブは帯広の南部に向かう。これって実は俺のリクエストでもあったんだけど、、、TAKEさん快く受け入れてくれて感謝感謝!
彼の車の助手席にお邪魔してドライブのスタート。こっちの帯広は雲こそあったけど、雨は降っていなかったらしい、、。

んじゃ〜俺って、、あの土砂降りって何だったんだろう?すっごく辛かったんですけど、、。

道路そのものは混んでいなくて快調そのもの、、、
さっそく昼食を摂りに中札内へ。途中走っている国道沿いから幸福駅が見える。遠めだけど観光客もそこそこいそう。
TAKEさんお勧めの蕎麦屋があるってんで、そこに連れていってもらう。道の駅「なかさつない」隣にあるそうだ。

ところが道の駅「なかさつない」の駐車場は満車!いや〜今日は何かイベントでもあるんだろうか?TAKEさんも諦めて裏側にある駐車場へ進入。ここは知ってる人だけしか来ないみたいで何故か空いていた。お店の名前は「蕎良」。旧家を移築して内部を改造して蕎麦屋になっている。
けっこう人気があるようで混んでいたんだけど、名前だけ告げて外で待つ。んん〜気持ちいい気温だなあ〜。40分ほど待って店内へ。外から見ると広い建物に見えたんだけど、実際は屋内の半分も使われていないのでテーブルも5脚しかなかった。なるほど!だから混んでいたんだ。

メニューは、、、こういう時何も予習していないと何を頼もうか悩んでしまう俺。でも「冷やし開拓」なる蕎麦をオーダー。何でも牛蒡の天ぷらやタマゴが入ったぶっかけ蕎麦なんだそうな。お味は〜んん〜美味しいっす!サクサクとした牛蒡の天ぷらもそうだけど、やや腰のある蕎麦も美味。その内にまた来たくなりそうなお店。
そして近くの花畑牧場へ向かう。ここはタレントの田中義剛氏の経営する牧場。彼は青森県出身ではあるけれども帯広にある北海道畜産大学に進学したこともあってか、中札内村に牧場を建設運営されているそうだ。

正直 今までの花畑牧場の経営は危機的だったそうだけど、近年発売した生キャラメルが爆発的にヒットし売り切れ続出になっている。実は俺も「生キャラメル」を購入してみたかった。車で駐車場に入る前から長蛇の列を発見。あちゃ〜凄いことになっている。1時間ほど待ってやっとこ購入。
お一人様各種5個までの限定だそうで、人気のチョコレートは午前の早い時間に売り切れるそうだ。

ところで、「キャラメル」の販売だけでなく他にもアトラクションがあるそうだけど、誰も見向きもせず ただひたすら並んでいる光景っていったい?アトラクションのスタッフが可哀相にも感じてしまう。
でも俺だってこの列を抜けたくないもん。しかたがないか。ホテルに戻ってから1個食べてみたけど、、、、な〜るほど!!って感じてしまった。でも、ちょっとお値段が、、、。それに見合った金額ではあるのは判るんだけど、、、、まとめ買いしにくいなあ〜ツーリング族にとっては、、、。
この後、花畑牧場は散策するでもなく出発。いや〜人がいっぱいいて 何しに来たんだか、、、。で、次に紫竹ガーデンに向かう。ここは以前から観光情報としてチョイスしていた場所。やっと願いが叶ったかな?

無料かと思いきや有料なんだそうな。TAKEさんに払っていただき入場。花壇などに綺麗な花がたくさん咲いている。奥にも広い敷地があって、ガーデンと言うだけあって散策にはもってこいって思う。ただ、、、芝生などの手入れはしっかりされているんだけど、花壇の花は乱雑気味で場所によっては雑草が堂々と生えていたり、、、、
んん〜ちょっとなあ〜っていうか、、俺って、この系の美的感覚がないからなのかもしれないけど、折角有料で入れてくれるならばもうちょっと手入れしていたほうがいいんではないかい?って思っちゃった。

このあと愛国駅まで戻る。途中、ジンギスカンで有名な「白樺」なるお店の前を通る。TAKEさんにアプローチとなるルートを教えてもらう。でも国道から入ること10分ほど、、、そこまで これって言う特徴のない道路だし、場所だし、これで地元の人だけでなく観光客が押し寄せるんだから、どれだけ美味いのかな?ちょっと気になっちゃった。時間は4時過ぎだけど閉店しているってことは売り切れなのかな?

愛国駅でTAKEさんの車から降りて自分のバイクに乗り換える。俺は今日宿泊する東急イン帯広へ。そこで一旦TAKEさんと別れてホテルにチェックイン。TAKEさんは車を自宅に置いてタクシーでホテルに来てくれて夕食を共にしてくれるそうだ。
ホテルの駐車場は有料だけど屋内で警備員が配置されていたので、大きな荷物はバイクに積載したまま必要な着替えだけを取り出してチェックインする。これって実に楽だ。

部屋で待機しているとTAKEさんから電話が入る。もう1階のロビーにいるそうだ。早!!そこから歩いてすぐの北の屋台村へ。関東と違って涼しい帯広は天然のエアコンが効いているような感じ。それに屋台村って俺は好きだ。さて、何処に入ろうか?って思うもTAKEさんお勧めの寿司屋へ。お決まりのホッケや刺身の盛り合わせ、もちろんビールは欠かせない。
これが美味いのなんの。
「めっちゃ旨いっす!いや〜贅沢の極みじゃん?」
小さいお店なので8人も入ると、たまたま同席ってだけの知らない人なんだけど会話も進み時間もどんどん進んでいく。気が付けば3時間もお邪魔しちゃった。そろそろTAKEさんともお別れ!今回も色々有難うございました。
部屋に戻ってNHKの篤姫をBSで見てシャワーを浴びてから就寝。いや〜午前中の大雨は大変でした。そんなことを思っていたら爆睡モードに入ってしまったみたいzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
7月21日
タイマーで目覚めるも、、、あまり気分がすぐれない、、、。うおっぷ!!!あれれ?もしかして2日酔いかな?レストランで朝食。いつもはタップリご飯を食べる俺なんだけど、食欲が湧かない。まあ〜熱があるわけではないから、時間が経てば良くなっていくでしょう。部屋に戻って荷物をまとめてチェックアウト。荷物のパッキングが無い分早めの8時20分頃出発。

今日はまずは10時までに道の駅「りくべつオーロラタウン」に向かわなければならない。一応70kmはあるので1時間30分は見ておきたい。時間調整の意味もあり道東自動車道で足寄ICへ。ところが思ったより音更インターが遠い。んでもってインターのゲートは通行券無しのスルー通行なので、ちょっと焦る。やば!そうだった!ETCの通勤割引を適用受けるためには池田のゲートに9時には到着しなければ、、、。

そこそこ速度を上げて、やっと池田のゲートに到着。1100円を請求されるもETCカードを出して通勤割引!って話すと550円だって。
「とこんで、今何時?」って聞くと「今8時55分です。」とのこと、、。ヤバすぎたけどギリギリセーフ。あと5分遅ければ昼食代が飛んで行っちゃうもん。でも、あと1時間で陸別かあ〜!ちょっと無理があるかな?

それにもう一つの誤算。俺のバイクの燃料が心もとない。いままで乗っていたイナズマ1200の場合は予備タンクてのがあって、走りながらでもガス欠になったら、自分で燃料コックを変えれば最低4リットルほどのガソリンを供給できた。ところが今乗っているZ750Sの場合予備タンクがない。メーターパネルにある燃料計のゲージだけが頼り。マニュアルによると、インジケータランプが6個あって、最後に4リットル残になった時警告ランプが点滅するんだそうな。ただこれは設計上での事で、これはバイクを信じるしかないんだけど。池田の分岐手前で 恐れていたその燃料警告ランプが点滅。何度もソロツーしている俺がガス欠なんてシャレにならんぜ!

本当は足寄ICに行きたかったんだけど、高速道路の短い本別ICに変更。本別市内でガソリンを給油。やれやれ!
陸別までの国道は飛ばしやすいんだけど、以前レーダーパトのお世話になったことがあったので、あまり速度をだすことができない。足寄、愛冠、大誉地、、、何となく ふるさと銀河線の旧駅名の地区を通りながら10時に陸別駅へ。ちょっと遅刻してしまったみたい。そう、俺は4月26日に復活した「ふるさと銀河線、りくべつ鉄道」の体験運転を予約している。

窓口で「スイマセン!10時に予約している者なんですが、遅れてすいません。」って言うと、待っていてくれたそうだ。実に申し訳ない。すぐ運転体験券\2000円を払い目の前に止まっているイエローメーテル号にご案内。実は指定された時間になっても俺からの連絡がなかったのでキャンセルと判断されたらしい。そのため俺は特別に体験乗車の時間の空いた車両でチャレンジすることになった。
詳しい説明も殆ど無く「実際の車両を運転したことありますか?」って単刀直入に聞かれ「大昔あります!」って言うと「なら、大丈夫でしょう!」ってんでマスコン(アクセル)とブレーキの説明を簡単にレクチャーされただけで出発。
んん〜こんなんでいいのかな?って思ってしまった。だって俺の素性だって判らないのに危険じゃないの?ってのが感想。
でも、、でも、、「動いてる!俺の左手のマスコン入れたら動いてる!超〜感動!」

自分で運転をすると速度はたったの15kmほどなんだけど、そこそこ早く感じる。問題はブレーキ。今の電車のブレーキと違って年代もんの自動空気ブレーキなので簡単に扱えない。むしろ職人ワザが必要。思ったところに止まらず、手前で停止したかと思いきやオーバーランしたりして、実に難しい。たった2往復でしかないけどこれには感動モード全開。
あ〜!っという間に運転体験Sコースは終了してしまった。この後は少し「りくべつ鉄道」に貢献できるか判らないけど体験乗車券\300円を払い、在りし日の鉄路を乗車してみる。でも、たったの300m程では感慨にふけることもないか、、、、。やっぱり距離がほしい所。

ちょっと早めだけど昼食にする。時間限定で駅弁が販売されているので、それは食べなけりゃ!!4種類あるんだけど、さすがの俺だって全部は食える訳ないから999(スリーナイン)弁当をオーダー。料金も同じく\999円。千円札出すと1円のお釣りって、、、洒落っ気たっぷり。
朝食があまり進まなかったこともあってか、美味しくいただきました。これもシーズンのみの土日限定なので偶然とは言え嬉しかった。スタッフから「奥の車両で喫食できますよ!」って言われたんだけど、気持ちいい風の下での食事もいいもんだ。ここでしばらくマッタリしていこう。ってんで気が付いたら13時近くになってしまった。

この先は、美幌まで行く予定。今日は陸上自衛隊美幌駐屯地の公開イベントを行っているそうなので、滅多に入る事のできない自衛隊の駐屯地に行きたくなった。でも、でも、、バイクで走れば走るほど睡魔が襲ってくる。「あ〜眠い。」しっかり爆睡したつもりだったんだけど、、、、睡眠が浅かったかな?さすがに危険と判断して、自動販売機のある広場で休憩。で、壁にもたれて瞳を閉じて20分程度の睡眠。これって他の車のドライバーが見たら変死体って思われないかな?
しばしの休息ののち出発。いや〜気持ちも落ち着いた。14時前に美幌駐屯地に到着。車ではないんで入口そばに駐輪させてもらった。でも、制服の隊員に「バイクは何処置いていいですか?」って聞くのも変な気分。

内部に入れば、そこには迷彩色の隊員がヤキソバ作っていたりグッズを販売していたりと、ミョ〜な光景が広がる。折角だから何か買おうかな?って思ったもののこれと言って欲しいものもなかったので、各テントを物色するだけで散策していった。でも缶コーヒはしっかり購入していたんだけど。
ここ美幌駐屯地内には北辰館という展示館がある。ここは事前に訪問する旨の申請をすれば、誰でも入館できるんだけど、今日は何も申請せず無条件で入館出来る。ここも以前から行ってみたかった場所の一つ。

ここの展示館は陸上自衛隊内部に設置されているけれども、大日本帝国時代の陸軍、海軍の資料や明治時代の北方防備の資料がふんだんにそろっている。ビデオでは南部戦線の海軍の映像が流れていたり、戦争とはおよそ無縁な俺でも歴史の一こまを見せてもらった感じになる。、
広報担当の方が親切に説明してくれて、結構勉強になった。ここ美幌駐屯地には戦前には広大な滑走路があったことや、女満別空港は第2滑走路だったことなど、、、、ふ〜ん、、そうなんだ〜!ちなみにこの広報官は三佐だったかな?って事は昔にすれば少佐?

わお??もし俺が召集されたら 会話なんて絶対できない雲の上の人じゃん!

!タメ口聞いて良かったんでしょうか?これ自体すごい経験じゃん!もっともそんな時代じゃないけど、、、
広場には兵器や戦車や装甲車が展示されていた。軍事オタクじゃないからマジマジと見ても判らないことばかりだけど、一般的に見ることはない兵器など、実弾は抜かれているけど(当たり前じゃん)触らせてくれる。

89式56mm小銃なんてのがあったんだけど、毎分850発の連続射撃ができるんだそうな。その分小銃だけで3.5kgもあるだとか。

バカな質問を隊員にしてみる。「これって命中精度は高いんですか?」って聞くと、笑って隊員は「訓練してますから!」だって、、、そうだねよ!バカな質問しちゃった。
キャタピラ付き車両を案内してくれた隊員にはモデルになってもらい写真を撮る。ここの美幌駐屯地は演習場がないんだけど、実際の演習には別海の矢臼別演習場まで派遣されるそうだ。それも極寒の2月などの演習はさすがに辛いそう。でも我らの平和のためにも毎日の勤務には頭が下がる思い。感謝の気持ちをこめてお礼しておきました。

さ〜て、、特にこの先予定は入れないつもりでモシリバまで走ろうか?今さら興味はないけど知床峠経由で走っていこう。途中フィーリングで小清水市内に入ったもんだから。今何処にいるのか判らなくなってしまった。んで、今回初めてのツーリングマップルの登場。今まで必要なかったってのも凄いけど、、、俺の土地勘ってのもだいぶ鋭くなってきたもんだ。
オシンコシンの滝に近づくも俺はスルーする。車窓から見てても、、、いるわいるわ!観光客がすんごい!!俺ってイヤだ!そんなの!ってんで折角だからウトロ方面に向かい途中Uターン気味に旧道を上がる。

4kmほど走りこむと通行止めの看板が。そこから歩く事50mほどでオシンコシンの滝の上部からの絶景を一人で楽しむ。

下を見下ろすと多分300人ほどの観光客が、、上には俺一人独占。
これっていいんでしょうか?って自己満足の世界に浸ったりして。

でもつくづく思う。オシンコシンの滝の上流のチャラッセナイ川。目の前に流れているんだけど、単なる小川に過ぎない。これが双美の滝なんてのになるんだもん。自然て偉大だわさ。

そこそこマッタリして出発。ウトロの道の駅「シリエトク」はトイレ休憩のみで出発。
この先 知床峠はガスがかかっていて視界は悪そう。対向してくるバイクにピースサインを送りながらもすれ違うバイクの服装をチェック。数台のバイクにすれ違ったけど、みんな合羽は着ていないみたいだし、Gパンのライダーもいたんで、羅臼側も問題無しと判断してそのまま進む。場合によっては合羽登場かな?って覚悟もしていたんだけど、、、。

頂上付近ではガスがかかって殆ど視界が悪い。知床峠の駐車場でお決まりの羅臼岳を撮影するも全く写っていない。(当たり前じゃん)もう何度も俺は拝見させて頂いているんで、まあ〜しゃ〜ないか!って思う程度。

まあ〜来たよ!って軌跡を残すためだけに写真を撮り出発。
20分程で熊の湯前を通過。こんな時間じゃ見せ物パンダ状態だろうから入浴はパス。

道の駅羅臼で、俺の食べたいホッケを購入してみる。明日以降の朝食でもモシリバで焼いてほしいから。折角羅臼に来たならばホッケは食べにゃ損!って思うのは俺だけかな?

明日は午前中にクジラウオッチングでのクルーズに参加する予定なので、乗船券の販売所を確認しておく。道の駅の裏手ってあったんだけど、手製の簡易階段をつたって下りるなんて、、、ちょっとデンジャーじゃないすか?場所も確認できたし モシリバまで出発する。

18時前にモシリバに到着。駐車場には福岡ナンバーのGL1800ゴールドウイングが駐車されていた。このバイクのオーナーはネットでは博多のジージーライダーこと高〇さん(本名は割愛させていただきますね。以後「高さん」の名称で進めていきます。)でネットの掲示板で知り合った方。明日と明後日のツーリングでご一緒される方で、俺がバイクを止めているとお出迎えされちゃった。ちょっと恐縮。以後宜しくお願いします。

今日宿泊するのは俺と高さんの2人だけ。実質貸し切り。モシリバオーナーの中村さんも2人 別々の部屋をあてがってくれて個室感覚になっちゃった。高さんは風呂は入浴されたそうなので、俺も食事前に入浴。あ〜気持ちいい。やっぱり足は伸ばして浴槽に入りたいもんだ。

風呂上りでダイニングで夕食。メニューはお決まりの「ちゃんちゃん焼き」。高さんは初めてなので、俺が焼き方などを一通り行って2人で箸を進ませる。以後コミニケーションが深まる関係になるんだけど、このときは、まだまだ他人行儀みたいで、お互いのツーリングや行程などの話から打ち解けていく。

高さんの持ち込んだ焼酎を頂いたんだけど、、、、アルコール度数40度を越えた焼酎で冷凍庫で凍らせても度数が高くて凍らない焼酎。口に入れたとたんにゴジラじゃないけど火を噴いた感じ。でも、、、「とってもうめ〜っす!」ちびりちびり口に含む。それとネットのお友達、OTABEさんが先日モシリバに来た際に残していってくれた、焼酎も飲んでみる。これは栗から醸造した焼酎ってことで、ほのかに栗の味がする。

んん〜モシリバに来るといろんな焼酎飲めて嬉しいな!って俺は買ってこようかどうしようか悩んだ一人だったんだけど、、、。結局買ってこなかった。みなさん勝手に飲んじゃってゴメンナサイ!OTABEさんご馳走さまでした。美味しかったです。

中村さんを含んで4人でおしゃべりしてたら、気が付いたら23時になってしまった。明日もあるし、ここでお開き。とこんで明日は8時前には出発しなければならないので7時に朝食のお願いをして就寝する。高さん明日宜しくお願いします。
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